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サイエンスZERO 「夢のエネルギー!海洋発電への挑戦」

NHK サイエンスZERO「夢のエネルギー!海洋発電への挑戦」を視聴しました。

波のエネルギー、海流のエネルギーなどを利用して、新たな発電をしようという試みです。

脱原発には代替エネルギーの確保が必要ですが、「原子力でなければ何でもいい」ということにはなりません。

原発を止めても、石炭や天然ガスを大量に消費していては、地球環境の面からも不適当であり、またそれがほぼ輸入に頼るために、コスト面の不安定さからも不適当です。

一部の脱原発派は「地球温暖化など心配しなくてよい」、と武田邦彦氏のようなことを言いますが、武田氏のような学者(そもそも彼は地球環境が専門ではない)は、世界的にも主流ではありません。


そうすると、やはり水力・太陽光・風力などのいわゆる再生可能エネルギーが視野に入ってきます。

しかし、原発事故以来、私もいろいろと勉強してみましたが、今すぐに再生可能エネルギーで火力や原子力を代替することは非常に困難だというのが実感です。

なかには「自然エネルギーが高コストで不安定だというのは、原発推進派の陰謀である」という人もいますが、私だけではなくほとんどの人は、現状では原子力や火力に変わるほどの高出力で安定した電力を、再生可能エネルギーで得ることは難しいと理解しているのではないでしょうか。


そもそも発電とは何でしょう?


発電所では、火力や原子力で熱エネルギーを起こし、その熱エネルギーを(タービンを回したりして)電気のエネルギーに変えます。

熱エネルギーで言えば、熱い状態はエネルギーが大きい(高い)、冷たいものはエネルギーが小さい(低い)、ということになります。

エネルギーの大きい状態から、小さい状態にすると、当然あまった分が出てきます。その一部を電気エネルギーに変換するのが、発電です。


水力発電では、山の上のほうから下へ向かって水を流し、その力で電気を起こします。

水が山の高い位置にある時はエネルギーが大きく、低い位置まで流れると、エネルギーは小さくなります。
このエネルギーを位置エネルギーといいます。

位置エネルギーを使った発電でも、エネルギーが高い状態から低い状態になるように水をながし、その差を電力として取り出します。


太陽光発電(太陽電池)はちょっと違っていて、太陽などの光のエネルギーを、ソーラーパネルの中の電子に当てて、直接電気を起こすのですが、これは特殊な例です。


何が言いたいのかというと、電気を生み出すには、何かのエネルギーが高い状態から、低い状態に変えて、その差を電気エネルギーに変えなければいけないということです。


番組では、波や海流の運動エネルギーを電気エネルギーに変える方法とともに、海水の温度差(浅い海水は温かく、海洋深層水は冷たい)を利用して、発電をすることが紹介されていました。

温度差はすなわち、熱エネルギーの差です。

この熱エネルギーの差で生み出された電力が、この装置を動かすための電力を上回れば、海水の温度差がなくならない限り(なくなることはないでしょうが)、電気エネルギーを生み出し続けます。

現実には海水をくみ上げるための電力がまだまだ大きく、改善の余地があるということでした。

でも、面白いと思います。


電力は、どこからともなく出てくるものではなく、何かをエネルギーの高い状態から低い状態へ移し、その差を電気エネルギーとして汲み出さなければなりません。

エネルギーの高い状態を作るために大きな電力が必要で、汲み出した電力がそれより小さければ、意味がありません。

投入したエネルギーより大きなエネルギーが得られるかどうか。
そしてエネルギーが、得たい時に得られるかどうか。


まだまだ問題は山積ですが、この分野の研究を国家レベルで推進していただきたいと思います。
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Author:原発懐疑派
科学的・論理的に原発の廃止を目指しています。
事情があって一時ブログを閉鎖しましたが、再開します。

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